Vol.4 ホームジムの作り方、楽しみ方
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最近はホームジム用の器具類が驚くほど充実してきたし、かなりの種目を自宅で出来るようになってきている。しかし、家庭の事情とか住宅事情などで諦めている人は結構多いのではないだろうか。 ホームジムのメリットは4つに集約されるだろう。 1.コンセントレーション:まわりの騒音や話し声などでワークアウトを妨害されることが無い。 予算の範囲で必要な器具を少しずつ揃えていけばよい。だからと言って、ジムのようにマシンを完全に揃えることは出来ない。そのかわり、ちょっとした工夫やひらめきがより効果的なエクササイズを可能にし、ジムでの経験よりも強い刺激が得られる発見があったりすると意欲はますますかきたてられるようになる。実はホームジムの最大のメリットは、この精神的な充実がエクササイズの効果を最大限に引き出す要素であるということなのだ。 さあ、せめて2メートル四方のスペースをつくろう。出来れば3.5メートル四方の空間が出来れば最高だ。床にはカーペットか、ラバーフローリングを敷けば、器具をしっかり固定することが出来るし、床の傷防止や、階下の防音にも役に立つ。 ホームジムに必要なハードウエア ホームジムに必要なハードウェア ホームジムトレーニングに必要な器具といってもピンからキリまで多様だ。そこで基本的なものとしてどのような器具を揃えればいいか説明していこう。 1.基本的なウェイトセット:50kgのバーベルかダンベルセット。 2.プラスアルファのウェイト:追加のプレートが欲しくなったときは、10kgプレートを4枚追加しよう。これでトータル90kgウェイトになる。とりあえずはこれでどんなエクササイズも行うことが出来る。さらに追加したい場合は、5kg、2.5kgプレート、あるいはオリンピックセットがいいだろう。 3.ベンチ台:頑丈で、しっかりしたベンチ台を1台用意しよう。ラックが付いてくるベンチかインクライン/フラットに調節出来るベンチを勧める。ベンチ台は何といっても安定感が要求されるので、ベンチ台を買うときは、ベンチ台の上に立って、前後左右に体重をかけ、片方が上がったり、傾いたり、ギシギシ音がしないか確認する。また、座り心地や自分に合ったサイズを選ぶことが重要だ。出来れば同時にレッグ・エクステンションやレッグ・カールのための付属品も是非揃えたい。 4.カーフブロック:ワンレッグ・カーフレイズやドンキー・カーフレイズを行うには、適度に高さのあるカーフブロックが基本的なホームジムには必要だ。 5.チンニングバー:さらにホームジムを充実したものにしたい場合はチンニングバーだろう。プルダウンの器具が無ければ、チンニングはオーバーヘッド・ポジションで上背部を刺激する唯一のエクササイズになるからだ。 6.アクセサリー:器具以外に、トレーニングの内容を高める小物を紹介しよう。 ・リフティングベルト:下背部を保護することが出来る。
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