ご存知ですか？日本人の死亡原因が変わってきています。
戦前と現在では、日本人の死亡原因の上位を占める病気ががらりと変わってしまったことを、皆さまはご存知ですか？ 戦前は結核やコレラなどの伝染病により死亡が多かったのに比べて、現代ではガンや脳卒中、心臓病などいわゆる成人病によるものが激増しています。これは、戦後日本における食事の欧米化、仕事によるストレス、及びそれに伴う酒・タバコの消費増大、そして何よりも便利な世の中の副産物である運動不足によるものです。 特に運動不足は諸悪の根源です。

世の中が便利になるに従い、人間は昔に比べて動く機会が減りました。 それに加えて食事の欧米化（単糖類、脂質の摂取過多）。 これら二つの原因による肥満の急増。これが近代日本の深刻な社会問題となっています。 肥満は万病の元です。 特に糖尿病や心臓病、高血圧などは、肥満の人ほどかかりやすいと報告されています。それでは、我々はどうやって肥満を防げば良いのでしょうか。

先ずは、適切な食事のコントロール。 そうして次に挙げられるのが、正しいカーディオトレーニングと言えるでしょう。 カーディオトレーニングとは、巷でよく耳にする有酸素運動のこと。これは読んで字のごとく、酸素をたくさん使いながら行われる運動です。 代表的なものにジョギングやウォーキングなどがあります。 これは、特別な器具や技術を必要とせず、誰でも手軽に行えるため、老若男女を問わず幅広い年齢層の方々に親しまれています。

しかし、現代の社会では（特に都会では）、車の排気ガスや交通事故の問題などにより、屋外で運動することが困難になってきています。 さらに屋外での運動は天候によっても左右されてしまいます。そこでもし、同じ運動が屋内で、それも自宅でできたらとても便利だとは思いませんか？

トレッドミルを使えば、天候や交通事情など気にせず好きな時に、自宅の中でジョギングやウォーキングを楽しむことができます。これは、人工的に動かしているベルト状の床の上を、走ったり歩いたりするもので、速度も自分の体力や運動目的に合わせて調節することができます。

さらに、体重があり走ったり歩いたりすると膝に負担がかかるという方には、エクササイズバイクがあります、これは固定式自転車のことで、好みの重さにペダルを調整し、目標とする脈拍に合わせたペースでトレーニングをすることが可能です。

中には歩いたり自転車をこぐくらいでは運動として物足りない、と思う方もいらしゃるのではないでしょうか？ そのような方にはステップマシンがあります。これは、階段上りを疑似体験できるもので、最も身体に負荷のかかる有酸素運動として知られております。 これもまた、自分の体力や運動目的に合わせて階段をゆっくり歩いたり、駆け足で昇ったりすることができます。

これらの有酸素運動は肥満を防ぐだけではありません。有酸素運動は、血液を増やします。 血液が増えると風邪をひきにくくなるケガをしても治りやすいなど、いわゆる防衛体力がつきます。最近では、定期的に有酸素運動を行っている人は行っていない人に比べると、ガンの発生率が低いという報告もでています。 さらには、血液が増えると毛細血管が発達するため、高血圧からも身を守ってくれるのです。