ホームトレーニー必読!ぜったい後悔しないマシン選び!!
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Vol.5 パワーラックの選び方 |
ホームトレーニングを行う場合、スペース・器具には限りがある事がほとんどだ。したがって、より効率の良い器具選択が必要となる。そのような場合、最も有効なのはパワーラックだ。パワーラックがあれば、ベンチ台と組み合わせる事でフリーウェイト種目はほとんど全部行える。また、フリーウェイトであれば、マシンと違い、業務用と家庭用とで感覚の違いも少ない。 だが、パワーラックがスペースを有効に使えるといっても、自宅の部屋に置けばかなり圧迫感があるのも事実で、部屋のスペースの大部分を占めてしまうだろう。しかし、真剣にトレーニングを行いたいのであれば、基本であるフリーウェイト種目がしっかり行えるパワーラックは消耗部分も少ないため、効果的な面はもちろん、経済的な面からも最良の選択になるのではないだろうか。 1)パワーラックの特長・利点 パワーラックの最大の特長は、“安全性”である。スクワットやベンチプレスといった種目は、パワーのバロメーターとして用いられ、多くのトレーニーが高重量を扱う。ジムであれば補助者についてもらい、万が一自力で挙げる事ができなくなってもサポートしてもらう事ができる。しかし、ホームトレーニーの多くは一人でトレーニングを行なっている。したがって高重量のベンチプレスやスクワットに挑みたくても、潰れた場合の事を考え、少し重量を軽くしたり、セットの後半、あと1レップできるかできないか迷った時、あきらめてラックにバーを戻してしまっているはずだ。これでは自分の最大の筋力を発揮した事にはならないし、追い込んだトレーニングもできない。また過去に“潰れた”経験のある場合、余計に恐怖心として最後の1レップへのブレーキが大きくなる。 しかし、パワーラックには“セーフティサポート”が付いている。これは、体格や種目によって高さを調節し、バーがその高さより下にはいかないようにするものだ。これによって、例えばベンチプレスで潰れた場合でも、首にバーが落ちるのを防いでくれる。この“安心感”があることによって「あと1回、挙がるかどうかわからない」時でも、迷わず挑戦する事ができるのである。 さらに、種目の豊富さも挙げられる。ベンチ台と組み合わせれば、ほとんどのフリーウェイト種目が行える。つまり、ジムの広いフリーウェイトスペースが自宅に移動したのと同じ事になるのだ。 2) パワーラックを使ったトレーニング方法 具体的にパワーラックを使って出来るトレーニング種目を挙げてみよう。 胸:ベンチプレス(フラット、インクライン、ディクライン)、ダンベルプレス、ディップス、ダンベルフライ 肩:ショルダープレス(フロント、バック)、アップライトロウ、シュラッグ 上腕三頭筋:ライイングエクステンション、ナローグリップベンチプレス、ディップス 上腕二頭筋:バーベルカール 背中:ベントオーバーロウ、デッドリフト、ダンベルロウ、チンニング 大腿四頭筋:スクワット、シシ−スクワット 大腿二頭筋:スティッフドレッグデッドリフト カーフ:スタンディングカーフレイズ 以上のとおり、ほとんどの種目をカバーすることができる。もちろん工夫によって種目はもっと増やせるだろう。さらにデッドリフトなどは床から持ち上げる必要がないので、やりやすいと同時に腰部への負担を軽減してくれる面もある。 3)パワーラックを選ぶ時のポイント [安定性]高重量を扱う事が多いので、安定性は非常に重要になってくる。出来ればショールームで実際に試して確認する事をおすすめする。その際、フレームの太さ、厚さ、ボルトの太さ、溶接部をチェックしよう。フレームの太さは5×7cm、厚さは3mmあれば十分だ。また、土台フレームがバーを掛ける縦フレームより奥方向にも出ていないと、ラックにバーを戻す時にパワーラック全体が傾いてしまう事もあるので要注意だ。 [寸法]カタログに表記してある寸法は、設置面積である。しかし実際に使用する場合、バーの長さ、プレート付替え時のスペースも考えなければならないので、かなり余裕をみておかないと、置くには置けたが使えないということにもなりかねない。具体的には、左右1メートルずつは余計にスペースが必要になると考えたほうが良いだろう。 [ラック部]バーを置くラック部分は重要だ。フレームから溶接だけで付けてあるのか、鉄板をベンディング加工し、面で溶接されているのか。常に重量がかかる部分なのでしっかりチェックしよう。 [調節箇所]セーフティサポート部の調節方法。ポップピン式の場合、差した後さらに締めて固定できるタイプが良いだろう。万が一の危険を防ぐ事ができる。 ● パワーラックはこちらです。 |
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