ホームトレーニー必読!ぜったい後悔しないマシン選び!!
Vol.3 業務用マシンのポイント
トレーニングマシンには大きく分けて業務用と家庭用がある。家庭用のマシンについては先月号にて、選び方のポイントを紹介した。そこで今回は、業務用マシンのポイントを紹介していこう。

1)負荷方式
一般的なのは、重量が装着されていて、ピンの差し替えで重量を調節するウェイトスタック式と、バーベルプレートを使用するプレートローディング式がある。

ウェイトスタック式の長所
・負荷の調節が素早く行なえる
・ ケーブルやプーリー、カムを使用することで、負荷のかかる方向や、動作中での負荷のかかり具合(負荷曲線)を最適化している。
プレートローディング式の長所
・ケーブルを用いないレバレッジタイプが多く、慣性が無く負荷がダイレクトにかかる。

2) 調節箇所
シートやパット等の調節箇所が多い方が、体格差があっても多くの方に合わせる事ができるので良いだろう。例えば、レッグエクステンションの場合、足首のパット・背シートが調節できるかは非常に重要。足首の正しい位置にパットが当たらないと、動作中に位置がずれてしまう。また、背シートを前後に調節し、膝関節の軸とマシンの可動アームの軸を合わせなければ、負荷が正しくかからない。

3)フレーム
カタログに表記されている寸法だけでなく、フレームの肉厚、溶接の形状等は、強度を左右する重要ポイント。ショールームや実際に使用しているクラブ等で確かめる事をおすすめする。また、実際に試す際には、軽いウェイトだけでなく、中程度やフルスタックでも使用感を確かめるようにする。軽い重量ではスムースでも高重量になると、引っかかりがあったりぐらつきがある場合もある。

4)使用感
こればかりは実際に使ってみないと分からないが、一番重要なポイントである。外見は良くても、可動範囲が狭かったり、身体の関節軸とマシンの可動軸が合わなかったりするかもしれない。見た目のカッコ良さだけでなく、本当に「トレーニングができる」マシンかどうかをしっかり見極めよう。

5) メーカー
選択の際のベストは、実際に使用してみることであるが、全てを試すことは難しいだろう。よって判断の目安としては、メーカーの実績(知名度)も参考になるだろう。実績が多いということは、それだけ多くの人に認められたということになるからだ。

6)中古マシン
外観やメーカーにこだわらないのであれば、中古業務用マシンも充分検討の余地はあるだろう。中古といっても業務用マシンの場合、若干の調整によって充分ハードな使用に耐えうるものが多数ある。ただし、新品と違いあくまで中古であるので、以下のポイントに留意して検討する必要がある。
 
状態をしっかり確認する
長年の使用による、シートの破損やフレームの汚れや傷は避けられない。状態についてはしっかり納得するまで確認した方が良いだろう。また、修理や修繕が可能なケースもあるので、販売業者に相談してみよう。
あせらない
中古マシンの場合、在庫の状況は変動が激しい。また希望のマシンがあるとは限らない。例えばラットマシンの購入を検討していたとしても、常にラットマシンが在庫されているわけではないだろう。そこで本当に必要なマシンを確認し、出物があるまでじっくり待つことが必要になる。その場合、予約を入れておくと確実である。


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