ホームトレーニー必読!ぜったい後悔しないマシン選び!!
Vol.14 ホームジムづくりQ&A(2)

Q.バーベルかダンベルかを迷っています。スペースの関係でダンベルの方を購入しようと思っているのですが、両者の違いを教えて下さい。

A.一番の違いは、バーベルであれば左右の動きが一体化しているのに対して、ダンベルだと左右が独立して可動するという点です。この事によって、バーベルでは左右のバランスがとりやすく、また左右の力を集約してパワーを発揮できるので、より高重量を扱う事ができます。

一方、ダンベルの場合、左右で完全に別の動きをするためバランスを保つ必要がありますが、バーベルより広く可動域をとる事ができます。例えばベンチプレスの場合、バーベルであれば、シャフトを胸より下に降ろす事は出来ませんが、ダンベルであれば、胸が邪魔にならないのでより深く降ろす事ができます。

このようにそれぞれ一長一短あり、どちらかが優れているとは言えないのですが、ホームトレーニングの場合、ダンベルの方が少ないスペースで済むので、その点では適していると言えるでしょう。バーベルであれば、ベンチプレス台を置くスペースだけでなく、シャフトの長さの分と、さらにはプレート付替え時のスペースも考慮する必要があります。

また、ダンベルではバーベルのようには高重量を扱う事は出来ませんが、パワーブロックのような、重量変更がスピーディーに行えるダンベルを使って、短インターバル法、スーパーセット、ドロップセットといったテクニックを用いる事によって強度を高める工夫もできます。

> バーベル・ダンベルはこちらです。

Q.フローリングの部屋に器具を置きたいのですが、床に傷がつくのが心配です。

A.床に傷がつく事を防ぐだけでなく、器具の安定性を高めるためにもラバーマットを敷くと良いでしょう。一見平らに見える床も、実際に器具を置いてみると、少しがたつく事があります。安定性に欠ける状態だと、動作に集中できませんし、危険が生じる場合もあります。

ラバーマットを敷く場合、器具の部分はもちろんですが、ダンベルやプレートを置くスペースの分も考慮しておきましょう。

また、ラバーマットを敷くと、トレーニング時に生じる音を抑える効果もあります。

>> ラバーフローリングはこちらです。

Q.器具の他に、あると便利なものはありますか。

A.行う種目にもよりますが、絶対必要なのはベルトです。ベルトを着用する目的は2つ。一つ目はケガの防止です。とくに腰部への負担の大きいスクワット、デッドリフト、ベントオーバーロゥ等を行うときには必ず着用するようにします。二つ目の目的は腹圧を高める事です。腹圧を高めることによって体幹を安定させ、発揮するパワーを高める事ができ、また脊椎のずれを防ぎ、怪我の予防にもつながります。

着用するときの注意点として、息を吐き最大限に腹部をへこませた状態でしっかりきつく巻きます。こうするとしっかりときつく巻く事ができます。

> GOLD'S GYM トレーニングベルト 

この他、グリップ力をサポートしてくれるストラップパワーグリップ、スクワット時に用いるスクワットパット、手のひらにマメができるのを防ぐためにグローブ、高重量から関節を守るリストラップ、ニーラップがあると、安全にかつトレーニングに集中できるでしょう。

> GOLD'S GYM グローブ  > Harbinger・VALEO グローブ

また、ストレッチマットカーフブロックがあれば、トレーニングのバリエーションも増えるでしょう。

Q.なんとか器具を置くのに必要なスペースは確保できそうです。最低限の設置できるスペースがあれば大丈夫なのでしょうか。

A.自宅に器具を置く場合、どうしても器具の寸法に意識が行きがちですが、それだけではなく、実際にトレーニングを行う事をしっかり考慮する必要があります。例えば、ベンチプレス台を購入する場合、カタログに載っているのはあくまでベンチプレス台だけの寸法です。

しかし、絶対にバーベルも必要ですので、バーベルシャフトの長さ、さらにはプレートを付け替える時に身体を入れるスペースまでも考慮してスペースを確保しなくてはなりません。継続する事が重要なトレーニングですが、毎回プレートの付替えの度にストレスを感じるようだと続かなくなってしまいます。

また、器具のシート角度調節、レッグエクステンションのオプション等、通常に設置してある寸法からはみ出る場合もあります。その点も考慮しましょう。

フリーウェイトの場合であれば、プレートを収納するスペースも必要となります。

最後に、お店等の広いスペースで見る場合と、自宅で見る場合では同じマシンでも、圧迫感が全く異なります。いざ設置してみると、思っていたよりも大きく感じる、といったお声をよく耳にします。

その点もしっかり踏まえて、ホームジムづくりを進める事が大切です。


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